2009/01/30

秋学期を終えて

昨年9月からスタートした私の初講義も14回を数え秋学期が無事終了しました。

毎回自分らしい講義をと心がけたつもりです。初めての体験なので試行錯誤の連続でしたが。
毎朝その日の朝刊から経済記事をひとつ取り出して授業の最初の20分はそのコピーを配って講義をしました。できるだけ今起こっていることに関心をもってもらうことが大事だと思ったからです。その記事の背景、違った見方や視点など記事だけでは得られない厚みをもたせられればなぁとの思いでした。

授業の最後にこう学生たちに言いました。
「これまでの私の講義を聞いてどうでしたか? 僕としては単に知識、理論は本を読めばわかる、ここではできるだけ物事を多面的、複眼的に見ることの大切さをわかってほしい。将来社会人になったときにその大切さを痛感することが必ずあるものと思います。それを伝えるのがこの講義での私の思いでした。」と言って講義を終えました。どこまで、また何人の学生に伝わったかはわかりませんが、何年か後に「ああ、細川先生が言ったことってこういうことだったのか」と思い出してもらう日があることを願っています。