環境に負荷をかけるイメージのある高速道路。これを逆にエコのシンボル、創エネの拠点にしてはどうか。カギは太陽光発電。これまでのように単にサービスエリアにソーラーパネルを設置するだけではない。高速道路の壁面の防音壁をソーラーパネルにするのだ。強化ガラスの両面にソーラーモジュールを格子状に張り詰めたものも開発されている。光を透過するガラスなので、透過した光も反射させれば両面で発電できて、垂直の壁面でも発電効率がよいそうだ。しかも防音効果もある景観上もよい。
発電された電気はサービスエリアやパーキングエリアで急速充電器で電気自動車用に使用することもできる。こうした社会実験をモデルプロジェクトとして実施して、海外にも売れるエコシステムを開発してはどうだろうか。
これからの高速道路は料金低下によって、どう戦略的に使うかが大事になってくる。そのキーワードは環境だ。